「EAつくーるで移動平均線2本のクロスでエントリーするEAの作り方」
私がEAつくーるで最初に作ったのは移動平均線の2本クロスでエントリーするEAでした。
ここでは移動平均線を使った自動売買EAの基本的な作り方を説明します。
最初にログインすると基本設定が表示されます。ここの説明はヘッダーメニューの
「EAつくーるについて」で説明していますので、省略します。
次に「ポジション1」というタブがあるので、クリックします。
※「オプション機能」については後程記述します。
ここで作成する例として
「25日移動平均線が75日移動平均線とゴールデンクロスした場合、買いエントリー」
「75日移動平均線が25日移動平均線とデッドクロスした場合、売りエントリー」
とします。
買いエントリーの条件
売買条件1:2本前の期間25の単純移動平均線 < 2本前の期間75の単純移動平均線の場合買いエントリー
売買条件2:売買条件1に加えて1本前の期間25の単純移動平均線 > 1本前の期間75の単純移動平均線※<>の向きに注意しましょう。これで買い条件はできあがりました。
売り条件は逆条件を入力すればいいので、
売買条件3:2本前の期間75の単純移動平均線 < 2本前の期間25の単純移動平均線の場合売りエントリー
売買条件4:売買条件3に加えて1本前の期間75の単純移動平均線 > 1本前の期間25の単純移動平均線
時間足・・・ここではデフォルトの「現在の時間足」となっていますが、15分足、1時間足、4時間足などの移動平均線を利用したい場合はここで指定します。
計算期間・・・ここでは移動平均線の日数を意味します。25日であれば「25」と入力します。
移動平均線種類・・・ここではデフォルトの「SMA 単純移動平均」となっていますが、指数移動平均線(EMA)を利用することもできます。
計算位置・・・現在の最新のローソク足の位置から何本前の値を計算に使うかを指定します
これでエントリー条件の入力が終わりました。
次にオプション機能タブですが、自動売買EAを作成するときに
設定しておいたほうがいい項目があります。
一本のローソク足でのエントリー回数制限・・・1本のローソク足で何回もエントリーしないようにします。これをチェックしていないとそのローソク足中で鬼のようにエントリーする恐怖の自動売買EAができてしまう可能性があるので、特段何もなけれチェックをいれておいたほうがいいでしょう。
最大ポジション数制限・・・ポジションを何個まで持つかを指定します。あまりポジションを取らせたくない場合はここで数値を入力すればその数値以上のポジションは持たなくなります。
週末取引停止・・・曜日と時間を指定すると、そこから週末の市場クローズ時までエントリー条件に当てはまっても、作動しないようにすることができます。なぜこの機能があるかというと週末のポジション持越しを防ぐためです。万が一週末にビッグニュース等があった場合、目的の価格の方向と違う大きな動きがあった時に多大な損失を被る可能性があります。「ストップロス(損切値)を設定しているから大丈夫!」と思う方もいるかもしれません。確かにストップロスは発動しますが、月曜日スタートした一番最初の価格で決済されるので例えば「15」で損切値を設定していたとしても、「60」で損切りされる可能性があります。
これで完成と言いたいですが、最後に決済の条件を決めなければいけません。
決済の方法については主に3つの方法があります。
①ストップロス(損切)、テイクプロフィット(利益確定)の値を入力して決済。 ※「基本設定」タブのストップロス、テイクプロフィットに値を入力します。
②ストップロス(損切)、トレーリングストップ(TP)の値を入力して決済。 ※「オプション機能」タブの「トレーリングストップ」を利用します。
③条件式を指定して損切、利益確定をする。 ※移動平均線、MACD、ADX、ポリンジャーバンド等々を利用して決済することができます。
ちなみに①を利用して「基本設定タブ」のストップロスを15、テイクプロフィットを30で設定したEAのバックテストの結果です。(1万通貨でテスト)
ドローダウン44%とちょっとこのままでは使うのに勇気がいりますね。
フィルタリングをしていけば良いEAになるかもしれません。
フィルタリングの仕方についても今後記事で書く予定です。