「EAつくーるで一目均衡表の基準線と転換線のクロスでエントリーするEAの作り方」
前回はボリンジャーバンドとローソク足のタッチでエントリーするEAの作り方を説明しました。
前回記事「EAつくーる作成例 ボリンジャーバンドとローソク足を利用したEAの作り方」
今回は一目均衡表の基準線及び転換線のクロスを利用した自動売買EAの基本的な作り方を説明します。
最初にログインすると基本設定が表示されます。ここの説明はヘッダーメニューの
「EAつくーるについて」で説明していますので、省略します。
次に「ポジション1」というタブがあるので、クリックします。
今回作成するのは
「転換線が基準線とクロス(好転)した場合、買いエントリー」
「基準線が転換線とクロス(逆転)した場合、売りエントリー」
となります。
一目均衡表は、基準線、転換線、先行スパン、遅行スパンで構成されています。
詳細については外部リンク「一目均衡表(FXTF)」をご覧ください。
作り方としては移動平均線のクロスと同じ考えで作成します。
買いエントリーの条件
売買条件1:2本前一目均衡表の転換線 <2本前の一目均衡表の基準線の場合、買いエントリー
売買条件2:売買条件1に加えて1本前の一目均衡表の転換線 > 1本前の一目均衡表の基準線※<>の向きに注意しましょう。これで買い条件はできあがりました。
売り条件は逆条件を入力すればいいので、
売買条件3:2本前一目均衡表の基準線 <2本前の一目均衡表の転換線の場合、買いエントリー
売買条件4:売買条件3に加えて1本前の一目均衡表の基準線 > 1本前の一目均衡表の転換線
時間足・・・ここではデフォルトの「現在の時間足」となっていますが、15分足、1時間足、4時間足などの一目均衡表の基準線、転換線を利用したい場合はここで指定します。
平均期間・・・転換線、基準線、先行スパンBの期間を設定できますが、基本デフォルト値を推奨します。
モード・・・ここでは一目均衡表の線の種類を選択します。今回取り扱った基準線、転換線の他に先行スパンA、先行スパンB、遅行スパンがあります。
計算位置・・・現在の最新のローソク足の位置から何本前の値を計算に使うかを指定します
これでエントリー条件の入力が終わりました。オプション機能タブは、
「EAつくーる作成例 移動平均線2本クロスでエントリーする自動売買EA」の記事中で少し触れていますので、こちらをご覧ください。
最後に決済については主に3つの方法から選択します。
①ストップロス(損切)、テイクプロフィット(利益確定)の値を入力して決済。 ※「基本設定」タブのストップロス、テイクプロフィットに値を入力します。
②ストップロス(損切)、トレーリングストップ(TP)の値を入力して決済。 ※「オプション機能」タブの「トレーリングストップ」を利用します。
③条件式を指定して損切、利益確定をする。※移動平均線、MACD、ADX、ポリンジャーバンド等々を利用して決済することができます。
ちなみに①を利用して「基本設定タブ」のストップロスを30、テイクプロフィットを60で設定したEAのバックテストの結果です。(1万通貨でテスト) ※15分足にEAを適用
この状態ではリアルで運用できないものが出来上がりました。
素の状態のEAはだいたいこんなものです。
ちなみにユーロドルでテストしてみると、
一応プラスの結果なのはいいのですが、ドローダウンが64%と危ないので、
フィルタリングをしてあげる必要があります。
次回はトレーリングストップを使った決済についてご紹介します。