【FX】フォースインデックス(Force Index)の使い方

目次

Force Index(フォースインデックス)とは?

フォースインデックス(Force Index)は、トレンドの強さや勢いを視覚化するためのテクニカル指標です。

計算には「価格変化幅」と「取引量」を掛け合わせた値が使われ、

これに短期または長期の移動平均を適用して変化を滑らかにします。

トレンドの勢いを確認し、エントリーやエグジットのタイミングを見極める際に役立ちます。

具体的には、フォースインデックスがゼロを超える場合、買いの勢いが強いと判断され、

ゼロを下回る場合は売りの勢いが強いとされます。

また、極端な値に達すると「勢いの過剰」として反転の兆しを示すこともあります。

他のインジケーターと組み合わせることで、より信頼性の高いトレードが可能です。

シンプルながらも強力な分析ツールとして、多くのトレーダーに支持されています。

MT4でForce Indexの導入方法

MT4を起動する
MT4を立ち上げ、トレードに使用するチャートを開きます。

挿入メニューからインジケーターを選択
上部メニューの「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→

「Force Index(フォースインデックス)」を選択します。

パラメータを設定する

「期間」:デフォルトでは13期間が設定されていますが、

短期の動きを見たい場合は5や7などに調整できます。

「適用価格」:デフォルトの「Close」で問題ありませんが、

特定の価格にフォーカスする場合は変更できます。

色や線の太さもカスタマイズできます。

チャートに適用
設定が完了したら「OK」をクリックします。フォースインデックスが選択したチャートに表示されます。

動作確認
Force Indexが正しく表示されていることを確認し、トレードに活用してください。

Force IndexのEA作成例

EAつくーるWeb版にアクセス

GogoJungleのマイページにログインし、左側メニューの「開発する」から「EAつくーる」を選択します。

※なお、EAつくーるをお持ちでない方は別途ライセンスを購入してください。

基本項目の設定

EA名: 任意の名前を入力します(例: フォースインデックスEA)。

ロット数: 取引するロット数を設定します(例: 1)。

損切り: ストップロスの値を入力します(例: 100ピップス)。

利食い: テイクプロフィットの値を入力します(例: 100ピップス)。

スリッページ: 許容するスリッページの値を設定します(例: 3)。

コメント: 取引時のコメントを入力します(任意)。

オプションの設定

必要に応じて、トレーリングストップや取引時間の制限などのオプションを設定します。

今回はシンプルな設定のため、特にオプションを追加しません。

トレード戦略の概要

買いエントリー条件: Force Indexがゼロを上抜けた場合。

売りエントリー条件: Force Indexがゼロを下抜けた場合。

決済条件: 利益確定(テイクプロフィット)と損切り(ストップロス)を設定。

買いエントリーの条件

「条件1の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: Force Index

時間足: 1時間足

計算期間: 13(MT4デフォルト値)

計算位置: 2(2本前のローソク足)

条件: 「<」

: 0

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20241124forceindex4-1024x759.png

設定後、「OK」をクリックします。

+ボタンを押して「条件2の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: Force Index

時間足: 1時間足

計算期間: 13(MT4デフォルト値)

計算位置: 1(1本前のローソク足)

条件: 「>」

: 0

設定後、「OK」をクリックします。

条件1は2本前のローソク足(計算位置2)はForce Indexが0より小さいことを認識させ、

条件2は1本前のローソク足(計算位置1)はForce Indexが0より大きいことを認識させています。

条件2だけだと、Force Indexが0以上の時にいつでもエントリーしてしまうので、

条件1と2でゴールデンクロスした時にエントリーするように設定しています。

売りエントリーの条件

「条件(OR)」をクリックし、「条件3の設定」及び「条件4の設定」を追加します。

「条件3の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: Force Index

時間足: 1時間足

計算期間: 13(MT4デフォルト値)

計算位置: 2(2本前のローソク足)

条件: 「>」

: 0

設定後、「OK」をクリックします。

+ボタンを押して「条件4の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: Force Index

時間足: 1時間足

計算期間: 13(MT4デフォルト値)

計算位置: 1(1本前のローソク足)

条件: 「<」

: 0

これですべての入力が完了しました。

EAの作成とダウンロード

設定が完了したら、画面上部の「MT4 EA作成」または「MT5 EA作成」ボタンをクリックし、EAをダウンロードします。

MT4への導入

ダウンロードしたEAファイルをMT4の「Experts」フォルダにコピーします。

「Experts」フォルダはMT4上部の「ファイル」→「データフォルダを開く」→

「MQL4」フォルダの中にあります。

Force Indexはトレンドの勢いを示す指標ですが、

単独での使用はだましなど発生する場合があるので、

他のインジケーターと組み合わせて使用することで、

より精度の高いトレードが期待できます。

リアル運用の前に、デモ口座で十分なバックテストとフォワードテストを行い、

EAの動作を確認してください。

Force Indexのその他利用例

①トレンドの勢いを確認する

Force Indexの値が大きい場合、現在のトレンドの勢いが強いことを意味します。

値が小さい場合、トレンドが弱く、レンジ相場に移行する可能性を示唆します。

②トレンド転換の兆しを捉える

極端な高値または安値: 過剰な買いまたは売りを示し、トレンド転換の可能性が高まる。

他のインジケーター(RSIやMACDなど)を併用して、転換ポイントを探る。

これらの使用例をベースに、トレードスタイル(デイトレ、スイング等)に合わせてカスタマイズすることで、騙しの少ないトレードに近づけてみましょう。

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