「MACDクロス MTFパネル+スキャナ Pro」徹底ガイド

— 矢印とパネルで相場を一目で把握。だましを減らしてトレードを整える —

本記事で紹介するのは、MT4用インジケーターMACDクロス MTFパネル+スキャナ Pro。MACDのゴールデンクロス/デッドクロスを矢印で表示するだけでなく、右下のMTF(マルチタイムフレーム)パネルで「今、どの時間足がUP/DNか(MACDのクロス状況)」を一覧表示。さらに右上の簡易スキャナでは、複数通貨の状態をまとめて確認できます。しかも、すべて日本語パラメーターで操作できるため、初めてでも迷いにくいのが特長です。

目次

そもそもMACDとは?超ざっくり解説

MACD(マックディー)は、短期と長期の移動平均線の“勢いの差”を見る指標です。代表的な設定は12, 26, 9。この数値は世界中で使われる標準で、まずはこのままでOKです。

  • MACDライン:短期EMA − 長期EMA(勢いの差)
  • シグナルライン:MACDラインの移動平均(滑らかにする)
  • ゴールデンクロス:MACDがシグナルを下から上に抜ける(買い目線)
  • デッドクロス:MACDがシグナルを上から下に抜ける(売り目線)

とはいえ、短期足(M1/M5)では「だまし」も多いのが現実。そこで本インジは、後述の最小クロス幅EMA整合といったフィルタでノイズを除去し、初心者でも扱いやすいよう工夫しています。

このインジの強み(初心者の“つまずき”を先回りで解決)

2-1. 異なる矢印で視覚化

MACDの交差を検知すると、チャート上に↑(UP)/ ↓(DN)を自動描画。さらに、MACDとシグナルの離れ具合で弱・中・強の3段階(色・サイズ)に仕分けします。交差の“勢い”が直感的にわかるため、裁量判断の迷いが減ります

※デフォルトは0で無効となっています。お好みの値(MACDとシグナルの差の数値)を入力すると、段階分けした矢印シグナルが表示されます。

2-2. MTFパネルで「上位足の向き」を一目で

右下に表示されるMTFパネルには、選択した時間足(M5/M15/H1/H4/D1など)の状態がUP / DN / FLATで並びます。直近クロスからの時間経過もUP(3)のように表示し、一定期間はが付く“新鮮度”マーク、時間が経つほど色が中立へフェードする“鮮度フェード”を搭載。見逃しにくいUIです。

【画像3】右下のMTFパネル。2列表示/ドラッグ移動/経過バー表示/色フェードに対応

2-3. 簡易スキャナで「通貨の地合い」をすばやく把握

右上のスキャナは、指定した通貨ペア(例:USDJPY, EURUSD, GBPUSD)の状態を選択TFで一括表示します。ブローカー固有の銘柄名(例:USDJPY-cd)にも自動対応し、価格スケールに埋もれないよう右余白を確保。数秒おきに更新され、監視負担をグッと減らします。

【画像4】右上の簡易スキャナ。監視銘柄のUP/DN/FLATがひと目でわかる

2-4. ノイズ対策を標準装備(確定足/クールダウン/MinDelta/EMA整合)

  • 確定足で判定:足が確定してからシグナルを評価。リペイント対策に有効。
  • 最小クロス幅(MinDelta):|MACD−シグナル|が小さいクロスを無視。
  • 価格EMA整合:終値とEMAの位置関係が合致したときだけ矢印を出す順張りフィルタ。

導入と初期設定(迷わない3ステップ)

  1. インストール:MT4「ファイル > データフォルダを開く」→ MQL4/Indicators にファイルを入れてMT4再起動。
  2. 適用:ナビゲータの「インディケータ」から本インジをチャートへドラッグ。
  3. 最初はデフォルト:MACDは12/26/9、「MACD-シグナルの最小値」は0〜小さめでOK。

日本語パラメーター完全ガイド

4-1. 【MACD設定】

  • 短期EMA / 長期EMA / シグナル期間SMA / :標準は12 / 26 / 9 。他の教材や手法と合わせたいとき以外はそのままで問題ありません。

4-2. 【シグナル品質】

  • 最小クロス幅_MinDelta:|MACD−シグナル|がこの値未満なら無視。
    例)ドルストのH1なら0.0003〜0.001を目安にテスト。

4-3. 【HTF整合】

  • 上位足判定TF:H1でエントリーならH4を指定など。CURRENTは無効。

4-4. 【価格トレンド(EMA)整合】

  • 価格EMA整合を使う:ONで有効。順張りフィルタ。
  • 価格EMA期間50EMAが汎用的。短期なら20〜34、スイングなら50〜100。
  • EMA判定TF:現行足 or 上位足。中期トレンドに合わせるならH1→H4など。

4-5. 【方向フィルタ】

  • 買い方向シグナルを出す / 売り方向シグナルを出す:手法に合わせて片側だけに絞れます。

4-6. 【シグナル強度(段階化)】

  • Normalしきい値 / Strongしきい値:|MACD−シグナル|の大きさで弱/中/強へ仕分け。
  • 矢印サイズ・色(UP/DN):視認性を上げる微調整。見やすい色のままでOK。

4-8. 【通知】

  • アラートON / サウンドON(サウンドファイル)/ プッシュ通知ON / メール通知ON:確定足+クールダウンと組み合わせると「意味のある通知」だけにできます。

4-9. 【他時間足パネル】(MTFパネル)

  • パネルを表示 / パネルは確定足で判定パネルコーナー / X / Y:位置調整。ヘッダーをドラッグでも移動可。
  • 右コーナー時の左寄せ / 下コーナー時の底上げ:価格スケールやチャート最下部に埋もれないための余白。
  • フォント/サイズ/色、表示する時間足、表記(UP/DN/FLAT):お好みで。
  • 自動列幅 / 列数 / 列間 / 行間 / 枠色 / 背景:時間足が多い人は2列推奨。
  • 経過バー表示 / 星付けバー数 / フェード最大バー:新鮮度(★)と色フェードで勢いの鮮度を可視化。

4-10. 【簡易スキャナ】

  • スキャナON / スキャナ銘柄USDJPY,EURUSD,GBPUSDのようにカンマ区切りで指定。
  • スキャナTF / スキャナは確定足で判定:H1監視など。確定足推奨。
  • スキャン間隔秒:10〜30秒程度が負荷と実用のバランス。
  • スキャナコーナー / X / Y / 列数 / 列間 / 行間:レイアウト調整。
  • 銘柄名を自動解決:ブローカーのサフィックス差(-proなど)を自動で吸収。

初心者向けプリセット例

5-1. 順張りスイング(落ち着いて検証したい人向け)

  • HTF整合:H4
  • 価格EMA整合:ON(50EMA、判定TF=H1 or H4)
  • MinDelta(MACD-シグナル):中程度(ペアにより0.0003〜0.001)

5-2. 短期デイトレ(M15〜H1のトレンドに乗る)

  • HTF整合:H1
  • 価格EMA整合:ON(20〜34EMA)
  • 経過バー表示:ON、星付け:3
  • フェード最大バー:10〜15

5-3. 監視重視(スキャナ活用)

  • スキャナ銘柄:主要6〜10銘柄
  • スキャナTF:M15 or H1
  • スキャン間隔秒:10〜30、列数:1〜2
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実戦のコツ(入口と出口)

【画像9】上位足UPに揃えて下位足のUP(0)★でエントリーした事例

6-1. エントリーの考え方

  • MTFパネルで上位足がUPなら、下位足のUP矢印(できれば★つき、Normal〜Strong)を待つ。
  • 押し目/戻り目の位置で入るなら、EMAに対する価格の位置も確認(EMA整合ONなら自動でフィルタ)。

6-2. 利確・損切の基準

  • 直近高安、EMA、ピボットなどの“目印”を事前に決めておく。
  • MTFパネルがFLATに傾きだしたら、勢い低下のサインとして部分利食いも検討。

6-3. 地合い判定

  • スキャナでUP/DNの偏りをチェック。広くUPなら押し目買い、有意にDNなら戻り売りに寄せる。

よくある質問(FAQ)

Q. サブウィンドウにMACDを表示しなくて大丈夫?
A. 大丈夫です。本インジは内部でMACDを計算します。検証したい場合は標準MT4のMACD(12,26,9)を別途追加して一致を確認できます。

Q. サインが多すぎる/少なすぎる…
A. 多すぎる ⇒EMA整合ON、HTF整合ON。
少なすぎる ⇒ EMA整合OFF(またはEMA期間短縮)、HTF整合OFF。

Q. 過去の矢印が片側だけになることがある
A. 価格×EMAの“そのバー時点”の関係で判定しています。過去の足で条件を満たさない側は表示されない仕様です(再現性を担保)。

Q. 動作が重いと感じる
A. 監視銘柄数や列数を減らす、スキャン間隔を長くする、チャートのインジを整理するなどで改善します。

まとめ:判断の「型」を作るための道具として

トレードの難しさは、情報の多さと判断の速さにあります。MACDクロス MTFパネル+スキャナ Proは、矢印・パネル・スキャナという3つの視覚装置で「方向」「鮮度」「勢い」を同じルールで整理し、迷いを減らす設計です。MinDelta(MACD-シグナルの差)、EMA整合といったノイズ対策を標準搭載し、初心者でも“実戦投入しやすい”ことを大切にしています。

まずはデフォルト設定で仕組みに慣れる → 次にHTF整合+EMA整合で精度を上げる → スキャナで地合いを把握、というステップで運用してみてください。操作に慣れたら、MinDeltaやパネルの列数などを調整して、ご自身のスタイルに最適化していきましょう。

※本インジは売買判断の補助ツールです。成績を保証するものではありません。リスクを理解のうえ、自己判断・自己責任でご利用ください。


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このコンテンツはAI自動分析による情報提供のみを目的としており、売買を推奨するものではありません。最終判断は自己責任でお願いいたします。

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