【FX用語辞典】初心者向けにわかりやすく解説!押さえるべき基本用語集

目次

あ行のFX用語一覧

RSI(Relative Strength Index/相対力指数)

「相場が買われすぎか?売られすぎか?」を判断する指標
RSIは、直近の一定期間の値動きから、買いと売りのバランスを数値化したものです。

70以上 → 買われすぎ(そろそろ下がるかも?)
30以下 → 売られすぎ(反発するかも?)

短期トレードでエントリータイミングを判断するのに使われますが、トレンドが強いときは「買われすぎ」でもさらに上昇することもあるので注意!

RVI(Relative Volatility Index/相対的変動率指数)

「相場のボラティリティ(変動率)を測るテクニカル指標!」

RVIは、1993年にドナルド・ドーシー氏が開発した指標で、
価格の上昇・下降の勢いをボラティリティの観点から分析する のが特徴です。

0~100の範囲で数値が表示される!
50以上 → 上昇トレンドの可能性!
50以下 → 下降トレンドの可能性!

ASK(アスク)

「買うときの値段」のこと。
FXでは、売値(BID)と買値(ASK)の2つが表示されていて、ASKは買うときの価格を意味します。

アノマリー

「なぜか毎回当たる相場のジンクス」のようなもの。
理論的な根拠はないものの、「年末に円高になりやすい」など、経験則として知られている相場の傾向を指します。

安全通貨

リスク回避で買われやすい通貨のこと。
市場が不安定なときに資金が集まりやすい通貨で、日本円(JPY)やスイスフラン(CHF)などが代表的です。


一目均衡表(いちもくきんこうひょう)

「相場のトレンドや勢い、サポート・レジスタンスをまとめて見られる指標」
一目均衡表は、日本で開発されたテクニカル指標で、5本のラインで構成されます。

「雲」(先行スパン1と2の間)→ 重要なサポート&レジスタンス
転換線&基準線 → 短期と中期のトレンド判断
遅行スパン → 過去の値動きとの比較

「価格が雲の上にあるなら上昇トレンド、雲の下なら下降トレンド」 という見方が基本!
トレンド分析に強く、スイングトレードに向いている指標です。

移動平均線(いどうへいきんせん)

「相場のトレンドを視覚的に把握するための基本的なテクニカル指標!」
移動平均線とは、一定期間の価格(終値)の平均値を線で結んだもの です。
価格の動きを平滑化して、トレンドの方向や勢いを視覚的にわかりやすくする役割があります。

インターバンク市場

銀行同士が直接取引をする市場。
一般のFXトレーダーが直接参加することはありませんが、大きな注文が入ると為替レートに影響を与えます。

インフレ

物価が上がり、お金の価値が下がる現象。
インフレになると、物の値段が上がる一方、お金の価値は下がるので、為替相場にも大きな影響を与えます。

IFO(アイエフオー)注文

「新規注文+利益確定+損切り」をまとめて設定できる便利な注文方法。
自動的に利益確定や損切りができるので、忙しい人にもおすすめ!


WPR(Williams’ Percent Range/ウィリアムズ%R)

「相場が買われすぎか売られすぎかを判断するテクニカル指標!」
WPRは、過去の 一定期間の高値・安値の範囲内で、現在の価格がどこにあるか を示す指標です。

WPRが-20%以上買われすぎ(売りのチャンス?)
WPRが-80%以下売られすぎ(買いのチャンス?)

受渡決済

実際に通貨の受け渡しを行う決済方法。
FXでは、基本的に証拠金取引なので、ほとんどのトレーダーは受渡決済をせずに取引を完了させます。

売りポジション

「売りから入る」取引のこと。
FXでは、通貨を売るところから取引を始め、安くなったら買い戻して利益を狙うことができます。

上値が重い

「なかなか上がらない相場」のこと。
価格が上昇しづらく、何度も同じレジスタンス(上限)で止められる状態を指します。


エグジット(Exit)

「ポジションを決済して取引を終了すること!」

FXでは、エントリー(新規注文)だけでなく、 どこでポジションを決済(エグジット)するか がとても重要です!
エグジットの方法によって、 利益を確定させたり、損失を最小限に抑えたり することができます。

利益確定(テイクプロフィット) → 目標の利益に達したら決済!
損切り(ストップロス) → 一定の損失で決済し、リスク管理!
トレーリングストップ → 価格が有利に動くたびに、損切りラインを調整して利益を伸ばす!

ATR(Average True Range/平均真の値幅)

「今の相場、どれくらい動きやすい?」を測る指標
ATRは、過去の一定期間の値動きを元に、相場のボラティリティ(変動の大きさ)を数値化します。

ATRが高い → 値動きが大きい(ボラティリティが高い)
ATRが低い → 値動きが小さい(ボラティリティが低い)

直接的な売買サインではなく、「ストップロスの幅を決める」「相場の動きが落ち着いているかを見る」ために使われます。

ADX(Average Directional Movement Index/平均方向性指数)

「今のトレンドは強い?弱い?」を数値で判断する指標!
ADXは、相場のトレンドの強さを測るための指標です。

20未満 → トレンドが弱い(レンジ相場の可能性)
40以上 → 強いトレンドが発生している

ポイント
・ADXは「トレンドの強さ」を見るものなので、「上昇トレンドか下降トレンドか」は判断できません。
・移動平均線やRSIなど、他の指標と組み合わせると、エントリータイミングをより精度高く判断できます。

円高

円の価値が上がること。
例えば、1ドル=150円だったのが1ドル=140円になった場合、円の価値が上がった(円高になった)ということになります。

円安

円の価値が下がること。
円安になると輸出企業にはプラスになりますが、輸入品の値段が上がるので物価上昇につながることも。

エントリー

新しくポジションを持つこと。
「エントリーのタイミング」が重要で、上手く入れば利益を伸ばしやすくなります!


エンベロープ

「移動平均線を基準に、一定の幅で価格の上限・下限を示すバンド」
エンベロープは、移動平均線を基準に、その上下に一定の乖離率でラインを引いた指標です。

上限に近づく → 買われすぎ(売りのタイミング?)
下限に近づく → 売られすぎ(買いのチャンス?)

ポイント
・レンジ相場では、上限で売り・下限で買いを狙う「逆張り戦略」が有効!
・トレンド相場では、価格がエンベロープを突破したときに「トレンド継続」と判断することもできる。

OsMA(Moving Average of Oscillator/オシレーターの移動平均)

「MACDの勢いを視覚的に判断できる指標!」
OsMAは、MACDとそのシグナルラインの差をヒストグラム(棒グラフ)で表示 するオシレーター系指標です。

OsMAがゼロより上 → 上昇トレンド(買いの勢いが強い)
OsMAがゼロより下 → 下降トレンド(売りの勢いが強い)

押し目買い

「ちょっと下がったところで買う」戦略。
上昇トレンドの途中で一時的に下落したタイミングを狙って買いを入れる手法です。

終値(おわりね)

「ある時間枠の最後に取引された価格!」

終値とは、 特定の時間枠で最後に成立した取引価格 のことです。
ローソク足の 「実体の終わりの地点」 となり、 市場参加者がどの価格で取引を終えたか を示します。

1時間足なら、その1時間の最後に取引された価格!
日足なら、その日の最後に取引された価格!
週足なら、その週の最後に取引された価格!

オーバーナイト・ポジション

「一日で決済せずに、翌日まで持ち越すポジション」。
FXでは、持ち越すことでスワップポイント(金利)が発生する場合があります。

OCO(オーシーオー)注文

「2つの注文を出して、どちらかが成立したらもう片方をキャンセルする注文」。
利益確定と損切りをセットで出すことができるので、リスク管理に便利です。

か行のFX用語一覧

買い持ち(かいもち)

「ロングポジション」とも言われる、通貨を買って持っている状態のこと。
値上がりすると利益が出るので、上昇トレンドでよく使われます。

為替介入(かわせかいにゅう)

政府や中央銀行が為替相場を安定させるために行う市場介入のこと。
例えば、円高が進みすぎたときに「円を売ってドルを買う」ことで、円安方向へ誘導することがあります。

カントリーリスク

特定の国の政治・経済が不安定なときに発生するリスク。
例えば、「ある国の政情が不安定で通貨が急落する」なんてこともあります。


機関投資家(きかんとうしか)

銀行、保険会社、投資ファンドなど、大量の資金を運用する投資家のこと。
彼らの売買は相場に大きな影響を与えるので、機関投資家の動向をチェックするのも大事!

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

「〇〇円になったら自動で売る・買う」と設定できる注文方法。
例えば、「100円を下回ったら損切りする」と設定すれば、大きな損失を防ぐことができます。

逆張り(ぎゃくばり)

「トレンドの反転を狙ってエントリーする手法!」

逆張りとは、 現在のトレンドとは逆方向にポジションを持つ手法 です。
上がりすぎたら「売り」エントリー!
下がりすぎたら「買い」エントリー!

レンジ相場(ボックス相場)では特に有効な戦略です!

クロス円(くろすえん)

米ドルを介さずに、日本円と他の通貨(ユーロやポンドなど)を直接取引する通貨ペア。
例えば、EUR/JPY(ユーロ/円)やGBP/JPY(ポンド/円)が該当します。


景気動向指数(けいきどうこうしすう)

景気が良いのか悪いのかを判断するための指数。
政府が毎月発表しており、FXトレーダーにとっても重要な指標の一つです。

ゴールデンクロス

短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜ける現象。
「上昇トレンドのサイン」とされ、多くのトレーダーが買いのチャンスとして注目します。

さ行のFX用語一覧

裁定取引(さいていとりひき)

市場の価格差を利用して利益を狙う取引手法。
例えば、「A市場では1ドル=150円だけど、B市場では1ドル=149円」といったときに、安い市場で買って、高い市場で売ることで利益を得る手法です。

酒田五法(さかたごほう)

「江戸時代に生まれたローソク足パターン分析の基本!」

酒田五法とは、 相場の転換点やトレンドの強さを判断するためのローソク足のパターン分析手法 です。
5つの主要パターンがあり、 トレンドの継続や反転を予測するのに役立ちます!

差金決済(さきんけっさい)

FXは実際にお金や通貨をやり取りするのではなく、売買の差額(損益)だけを決済します。
これが「差金決済」で、ほとんどのFX取引がこの方式です。

指値注文(さしねちゅうもん)

「この価格になったら買いたい!」「この価格になったら売りたい!」と設定できる注文方法。
例えば、「1ドル=150円になったら買う」といったように、希望の価格で注文を出せます。

サブプライム問題

2007年にアメリカで発生した金融危機のきっかけ。
信用の低い人向けの住宅ローン(サブプライムローン)が破綻し、世界中の金融市場に大きな影響を与えました。


サポートライン(Support Line)

「相場の下落を支える、価格が反発しやすいライン!」

サポートラインとは、 過去に価格が下落しても跳ね返ったポイントを結んだライン のことです。
市場参加者が 「この価格まで下がれば買いたい」 と思うことで、買い注文が入りやすく、価格が下げ止まる傾向があります。

サポートライン付近では買い圧力が強まり、価格が反発しやすい!
ラインを下抜けると、さらに大きく下落する可能性がある!

CCI(Commodity Channel Index/商品チャネル指数)

「今の相場は買われすぎ?売られすぎ?」を数値で判断する指標!
CCIは、価格が「平均値」からどれくらい離れているかを測るオシレーター系指標です。

+100以上 → 買われすぎ(反落の可能性あり)
-100以下 → 売られすぎ(反発の可能性あり)

ポイント
・CCIは逆張り(買われすぎで売り、売られすぎで買い)だけでなく、+100を超えたら買い、-100を下回ったら売り という順張りにも使える!
・短期トレードでのエントリー&エグジット(出口戦略)に役立つ!

GMMA(Guppy Multiple Moving Average/複合型移動平均線)

「短期6本+長期6本の移動平均線を使って、トレンドの方向と強さを見極める指標!」

GMMAは、オーストラリアのトレーダー ダリル・ガッピー氏 が考案したテクニカル指標で、
短期の6本の移動平均線
長期の6本の移動平均線
を組み合わせて、相場のトレンドを分析します。

順張り(じゅんばり)

「トレンドに沿ってエントリーする手法!」

順張りとは、 相場の流れに乗るトレード手法 です。
上昇トレンドなら「買い」エントリー!
下降トレンドなら「売り」エントリー!

トレンドが続く限り、利益を伸ばしやすいのが特徴です!

ショート

「売りから入る」取引のこと。
FXでは、通貨を売っておいて、価格が下がったら買い戻すことで利益を狙えます。
相場が下落するときにも利益を出せるのが、FXの魅力のひとつ!

Standard Deviation(標準偏差)

「相場のボラティリティ(変動の大きさ)を数値化する指標!」
Standard Deviation(スタンダード・デビエーション)は、過去の価格データのばらつきを数値化し、相場の変動がどれくらい大きいのかを測る指標です。

数値が大きい → 価格の変動が大きい(相場が荒れ気味)
数値が小さい → 価格の変動が小さい(相場が落ち着いている)

ポイント
・ボリンジャーバンドの計算にも使われている重要な指標!
・値動きが大きくなるとトレンド発生の可能性があるため、エントリー判断の参考にできる!
・逆に、数値が低いときはレンジ相場の可能性があるため、トレード戦略を慎重に考える必要がある!

ストキャスティクス(Stochastics)

「相場の過熱感を測り、売買タイミングを探る指標」
ストキャスティクスは、「一定期間の高値・安値の範囲内で、今の価格がどの位置にあるか」を示す指標です。

80%以上 → 買われすぎ(売りのチャンス?)
20%以下 → 売られすぎ(買いのチャンス?)

ポイント
・単なる買われすぎ・売られすぎではなく、%Kと%Dという2本のラインがクロスしたタイミング で売買のサインを探すのが特徴!
・「ゴールデンクロス(買いサイン)」と「デッドクロス(売りサイン)」を活用すると、エントリーの精度が上がる!

スプレッド

「売値」と「買値」の差のこと。
この差が狭いほど取引コストが安くなります。FX会社によってスプレッドは違うので、低スプレッドの業者を選ぶのも大事!


スワップポイント

異なる金利の通貨ペアを保有すると発生する金利差調整分。
高金利通貨を買って、低金利通貨を売ると、スワップポイントがもらえることがあります。
逆に、低金利通貨を買うとスワップポイントを支払うことになるので注意!

政策金利

各国の中央銀行が決める基準金利のこと。
政策金利が上がると、その国の通貨が買われやすくなり、逆に下がると売られやすくなります。

ゼロ金利政策

中央銀行が政策金利を0%近くにする政策。
景気を良くするために行われることが多く、日本では長年ゼロ金利が続いていました。


損切り(そんぎり)

「これ以上損を出さないように、早めに損失を確定させること」。
FXでは、ずっと待っていると損失が大きくなることがあるので、「〇〇円まで下がったら売る」といったルールを決めておくのが大事!

た行のFX用語一覧

高値(たかね)

「ある期間内で最も高い価格のこと!」
高値とは、一定の時間(1日・1週間・1カ月など)の中で、最も高くなった価格のことを指します。

日足チャートの高値 → その日の最高価格!
週足チャートの高値 → その週で最も高かった価格!
ローソク足の上ヒゲ → その時間で一番高かったポイント!

建玉(たてぎょく)

「今持っているポジション」のこと。
例えば、ドル円を買ってまだ売っていない状態なら、それは「建玉(ポジション)」になります。

建値(たてね)

「ポジションを持ったときの基準価格」
建値とは、FXで新しくポジションを持ったときの価格のこと。

例えば、
1ドル=150円で買いポジションを持ったら、その150円が建値 になります。

建値は 損益を計算する基準 になるため、「建値決済(±0で決済)」や「建値ストップ(損を出さないようにストップ注文を建値に移動する)」といった使い方をします!

ダウ平均株価(ダウへいきんかぶか)

アメリカの代表的な株価指数。
ニューヨーク証券取引所に上場する主要30銘柄の株価の平均を表します。
FX市場にも影響を与えるので、ニュースでチェックしておくと良いですね!

タカ派(たかは)

「インフレを抑えたい!だから金利を上げよう!」と考える人たち。
金利を引き上げる政策を支持する立場のことで、逆に「金利を下げよう」とするのは「ハト派」と呼ばれます。


地政学的リスク(ちせいがくてきリスク)

戦争や政治の混乱など、国際情勢の変化による影響のこと。
例えば、「紛争が起きた国の通貨が大きく下落する」といったケースが挙げられます。

チャート

為替レートの動きをグラフで表したもの。
FXでは、このチャートを見ながら「どのタイミングで売買するか?」を判断します。

追加証拠金(ついかしょうこきん)

「証拠金が足りなくなったから、もっと入金して!」という警告。
証拠金維持率が一定の水準を下回ると発生し、追加入金しないとポジションが強制決済されることも…。


通貨ペア(つうかペア)

FXでは、2つの通貨を組み合わせて取引します。
例えば、「ドル円(USD/JPY)」や「ユーロドル(EUR/USD)」など、通貨の組み合わせを「通貨ペア」と言います。

テクニカル分析

過去のチャートや指標を使って「次に相場がどう動くか?」を予測する手法。
移動平均線やMACD、RSIなど、いろいろな指標を組み合わせて分析します。

デイトレード

「その日のうちに売買を終わらせるトレード」。
翌日にポジションを持ち越さないので、短期トレードが好きな人に向いています!


デッドクロス

「相場の下落サイン」と言われるテクニカル指標。
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へ突き抜けると「デッドクロス」となり、下落トレンドの始まりと判断されることが多いです。

DeMarker(デマーカー)

「相場の買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標」
DeMarkerは、相場の過熱感を測るオシレーター系のテクニカル指標で、価格がどれくらい過去の高値・安値と比較して変化しているかを示します。

0.7以上 → 買われすぎ(そろそろ下がるかも?)
0.3以下 → 売られすぎ(反発のチャンス?)

ポイント
・RSIやストキャスティクスと似ていますが、価格の「高値と安値」に注目しているのが特徴!
・レンジ相場では逆張り、トレンド相場では押し目買いや戻り売りの判断に使える!

投機(とうき)

「値動きで短期的に利益を狙う取引」のこと。
長期の投資とは違い、短期間で利益を狙うため、ハイリスク・ハイリターンになりやすいです。

ドル高(どるだか)

「米ドルの価値が他の通貨に対して上昇すること!」

ドル高とは、米ドルが他の通貨より強くなり、 より多くの円やユーロなどと交換できるようになる状態 を指します。

例:1ドル=100円 → 1ドル=110円に上昇
 → ドルの価値が上がり、円の価値が下がった(円安)

ドル安(どるやす)

「米ドルの価値が他の通貨に対して下落すること!」

ドル安とは、米ドルが他の通貨より弱くなり、 少ない円やユーロとしか交換できなくなる状態 を指します。

例:1ドル=110円 → 1ドル=100円に下落
 → ドルの価値が下がり、円の価値が上がった(円高)

トレンド

相場の流れのこと。
上昇トレンド(価格が上がっている)
下降トレンド(価格が下がっている)
レンジ(横ばい)(一定の範囲内で動いている)
FXでは「トレンドに乗ること」が重要な戦略の一つです!

トレーリングストップ(Trailing Stop)

「相場が有利に動くと、自動でストップロスを引き上げてくれる注文方法!」

トレーリングストップとは、 ストップロス(損切りライン)を一定の距離で自動調整しながら、利益を守るための注文 です。

相場が有利な方向に進むと、ストップロスも自動で移動!
相場が不利な方向に動いた場合は、設定した距離で決済される!
手動でストップロスを調整しなくても、利益を最大化できる!

ドルストレート

「米ドルを含む通貨ペアのこと」
ドルストレートとは、米ドル(USD)を含む通貨ペア のことで、例えば以下のような組み合わせがあります。

USD/JPY(米ドル/日本円)
EUR/USD(ユーロ/米ドル)
GBP/USD(ポンド/米ドル)

ポイント
・ドルストレートの通貨ペアは、取引量が多く流動性が高いので、スプレッドが狭く取引しやすい!
・クロス円(ユーロ円やポンド円など)よりも、シンプルに値動きを分析できる!

な行のFX用語一覧

仲値(なかね)

「その日の基準となる為替レート」のこと。
銀行が毎朝発表するもので、企業が外貨を両替するときなどに参考にされます。
特に日本では、午前9時55分頃に仲値が決定するため、この時間帯に為替が大きく動くことがあります!

ナンピン

「損を減らすために、同じ方向のポジションを追加すること」。
例えば、「1ドル=150円で買ったけど、145円まで下がってしまった」ときに、145円でさらに買い足せば、平均取得価格を147.5円に下げられます。
ただし、相場がさらに逆行すると損失が拡大するリスクもあるので、やりすぎには注意!

成行注文(なりゆきちゅうもん)

「今すぐ買いたい・売りたい!」ときに使う注文方法。
価格を指定せずに、その時の市場価格で注文が成立します。
メリット:すぐに注文が成立する
デメリット:思ったより不利な価格で約定することもある


ニューヨーククローズ

「ニューヨーク市場の取引終了時間」。
FXは24時間取引できますが、1日の区切りとして、**ニューヨーク市場の終了(日本時間午前7時、夏時間は午前6時)**を基準にすることが多いです。

ノックイン・オプション

「ある価格に達したら、初めて有効になるオプション取引」。
例えば、「1ドル=140円に達したら、買いの権利が発生する」というような設定ができます。
ヘッジ(リスク回避)に使われることが多いです。

ノックアウト・オプション

「ある価格に達すると、無効になるオプション取引」。
例えば、「1ドル=150円を超えたら、買いの権利が消滅する」というような設定です。
リスク管理のために利用されることが多いですが、FXの通常の取引ではあまり使いません。

は行のFX用語一覧

始値(はじめね)

「ある時間枠の最初に取引された価格!」

始値とは、 特定の時間枠(1分足・1時間足・日足など)で最初に成立した取引価格 のことです。
ローソク足の 「実体のスタート地点」 となり、その時間枠の市場参加者が どの価格で取引を始めたか を示します。

1時間足なら、その1時間の最初に取引された価格!
日足なら、その日の最初に取引された価格!
週足なら、その週の最初に取引された価格!

半値押し/半値戻し(はんねおし/はんねもどし)

相場が上昇したあと、一時的にその半分くらい下がることを「半値押し」と言います。
逆に、下落した相場が半分くらい戻ることを「半値戻し」と言います。
FXでは、押し目買いや戻り売りのタイミングとして意識されることが多いです!

パラボリックSAR

「トレンドの転換点を示すテクニカル指標!」
パラボリックSARは、 価格の上か下に点(SAR:Stop And Reverse) を表示する指標で、トレンドが続くのか、それとも転換するのかを判断するのに役立ちます。

価格の下にドットがある → 上昇トレンド(買い優勢)
価格の上にドットがある → 下降トレンド(売り優勢)

パリティ

「1対1の等価」を意味する言葉。
例えば、EUR/USD(ユーロドル)のレートが1.0000になると、「1ユーロ=1ドル」となり、これを「パリティ」と言います。
パリティに近づくと、相場が意識されやすくなります!

反発/反落(はんぱつ/はんらく)

・「反発」=下落していた相場が上昇すること
・「反落」=上昇していた相場が下落すること
トレードのタイミングを測るのに重要なポイントとなります。


ヒゲ

「ローソク足の上下に伸びる細い線のこと!」

ローソク足には 「実体」「ヒゲ」 の部分があります。
上ヒゲ → その時間内でつけた 最高値 を示す
下ヒゲ → その時間内でつけた 最安値 を示す

例えば…
上ヒゲが長い → 一時的に価格が上昇したものの、売りの勢いが強く押し戻された
下ヒゲが長い → 一時的に価格が下落したものの、買いの勢いが強く持ち直した

ピップス(pips)

FXの世界で使われる「値動きの単位」。
例えば、ドル円(USD/JPY)の場合、1ピップス=0.01円(1銭)になります。
「今日は50ピップス取れた!」と言うと、50銭の値幅で利益が出たという意味になります。

必要証拠金(ひつようしょうこきん)

FX取引をするために最低限必要な証拠金のこと。
取引する通貨量やレバレッジによって変わり、足りなくなると追加で入金が必要になることも。

変動相場制/固定相場制(へんどうそうばせい/こていそうばせい)

・「変動相場制」=市場の需給によって為替レートが変動する仕組み(現在のFXの相場)
・「固定相場制」=政府や中央銀行が為替レートを固定する仕組み(昔の日本はこの制度でした)
現在はほとんどの国が変動相場制を採用しています。


ファンダメンタルズ分析

経済指標、金利、政治の動向などをもとに、相場の方向性を予測する分析手法。
長期投資をする人にとっては特に重要!

フォースインデックス(Force Index)

「価格変動 × 出来高で相場の勢いを数値化する指標!」
フォースインデックスは、価格の変化幅と出来高を掛け合わせて、 買いと売りの力関係を数値化するオシレーター系指標 です。

フォースインデックスがプラス圏買いの勢いが強い(上昇トレンドの可能性)
フォースインデックスがマイナス圏売りの勢いが強い(下降トレンドの可能性)

覆面介入(ふくめんかいにゅう)

「政府や中央銀行が公表せずに行う秘密の為替介入!」(隠密介入ともいいます)

覆面介入とは、 市場の混乱を防ぐために、政府や中央銀行が為替市場に介入するが、公表しないケース を指します。
例えば、日本政府が円高を抑えるために 円売り・ドル買いの介入 を行っても、それをすぐには発表しないことがあります。

公表されないため、市場が「介入なのか自然な動きなのか」見極めづらい!
市場参加者に過度な影響を与えず、相場の安定を狙う!

ブル/ベア

・「ブル(Bull)」=強気相場(価格が上がる)を期待する投資家
・「ベア(Bear)」=弱気相場(価格が下がる)を予想する投資家
どちらが優勢かで、トレンドの方向が変わることもあります!

ポジション調整(ぽじしょんちょうせい)

重要な経済指標やイベント前に、リスクを抑えるためにポジションを減らしたり決済したりすること。
大きなニュースの前には、相場が荒れることが多いので注意!


ボラティリティ

「相場の値動きの激しさ」のこと。
・ボラティリティが高い → 値動きが大きい(チャンスもリスクも大きい)
・ボラティリティが低い → 値動きが小さい(安定しているが利益も出にくい)
トレードのスタイルによって、どのくらいのボラティリティがいいか変わってきます!

ボックス相場(ボックスそうば)

「価格が一定の範囲内で上下を繰り返す相場!」

ボックス相場とは、 価格が高値(レジスタンス)と安値(サポート)の間で推移し、明確なトレンドがない状態 のことを指します。

上がると売られ、下がると買われる → 結果、横ばいが続く!
価格が「箱(ボックス)」の中に閉じ込められたように見えるので、この名前がついた!
「レンジ相場」とも呼ばれる!

ボリンジャーバンド

「相場の変動幅を可視化し、トレンドを判断するテクニカル指標!」
ボリンジャーバンドは、移動平均線(ミドルバンド)を中心に、価格のばらつきを示す 標準偏差(σ) を使って上下にバンド(帯)を描いた指標です。

ま行のFX用語一覧

マージンコール

「証拠金が足りません!」という警告のこと。
証拠金維持率が一定の水準を下回ると、追加の入金(追証)が必要になることがあります。

MACD(マックディー)

トレンドの転換を見極めるためのテクニカル指標。
移動平均線を使って、相場の勢い(モメンタム)を分析できます。

窓(まど)

チャートに突然できる「価格の空白」のこと。
相場が前日の終値から大きく離れて始まると、「窓を開ける」と表現されます。


見切り(みきり)

「これ以上は無理!」と判断して損切りすること。
損失を最小限に抑えるための重要なスキルです。

未決済ポジション

まだ決済(売買)していないポジションのこと。
利益確定や損切りするまでは、相場の動きに影響を受けます。


無期限注文(むきげんちゅうもん)

「この注文はキャンセルするまで有効!」という設定。
期限を気にせず注文を出せるので、長期的な戦略に向いています。

無担保コールレート

銀行同士が短期資金をやり取りする際の金利のこと。
これが上がると、為替市場にも影響を与えることがあります。

無効化(むこうか)

設定した注文が、特定の条件を満たさなかったためキャンセルされること。
指値注文などでよく見られます。


メジャー通貨

世界中で取引量が多い主要な通貨。
米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、日本円(JPY)などが代表的です。

メタトレーダー(MetaTrader)

FXトレーダー御用達の取引ツール!
高度なチャート分析や自動売買ができる人気のプラットフォームです。

メイク・クォート

市場に対して売買価格を提示すること。
マーケットメイカーが主に行います。


持ち高(もちだか)

現在保有しているポジションのこと。
多すぎるとリスク管理が難しくなるので注意が必要です。

戻り売り(もどりうり)

一時的に上がったところで売りを入れる戦略。
「トレンドは下だけど、ちょっと戻したな」というタイミングを狙います。

モメンタム

相場の勢いを示す指標。
価格の変動スピードをチェックすることで、トレンドの強さを判断できます。

や行のFX用語一覧

約定(やくじょう)

注文が成立すること。
例えば、「1ドル=150円で買いたい!」と注文を出し、その価格で売ってくれる人がいた場合、その取引が成立(約定)します。
約定しないと、取引は実行されません。

約定日(やくじょうび)

取引が成立した日のこと。
FXでは、約定日を基準にスワップポイントの計算や決済日が決まります。

安値(やすね)

ある期間で、一番低い価格のこと。
例えば、「今日のドル円の安値は149.50円だった」といったように使われます。
逆に、一番高い価格は「高値(たかね)」といいます。


有効証拠金(ゆうこうしょうこきん)

今現在、FXの取引に使える資金のこと。
「口座にあるお金 + 含み益(− 含み損)」で計算されます。
有効証拠金が少なくなると、ロスカットのリスクが高まるので注意!

四本値(よんほんね)

FXのチャート分析で使われる、「始値・高値・安値・終値」の4つの値。
例えば、1時間足の四本値なら、その1時間の間に
始値(最初の価格)
高値(一番高かった価格)
安値(一番安かった価格)
終値(最後の価格)
がわかります。これらを使って相場の流れを分析します!

ら行のFX用語一覧

利食い(りぐい)

「利益が出たポジションを決済して、確実に利益を確保すること!」

FXでは、エントリーした後に 思った方向に価格が動いたら「どこで決済するか?」 が重要になります。
価格が上がったところで売る → 利益確定!
価格が下がったところで買い戻す → 利益確定!

これを 「利食い」または「利益確定」 と呼びます!

リトレースメント

相場が一方向に動いたあと、一時的に戻る動きのこと。
例えば、ドル円が上昇トレンドにあっても、一時的に下がることがありますよね?
これを「押し目」とも言いますが、その戻り幅を分析するのが「リトレースメント」です。
有名な「フィボナッチ・リトレースメント」を使うこともあります!

レジスタンスライン

「相場が上がろうとしても、なかなか超えられない壁(抵抗線)」のこと。
例えば、「ドル円が150円に近づくと、売られて下がる」という状態が続くと、150円がレジスタンスラインになります。
ここを超えると、さらに大きく上昇することも!


ロスカット

「損失が一定以上になったとき、自動的にポジションを決済する仕組み」。
例えば、証拠金維持率が一定の水準を下回ると、強制的に決済されることがあります。
ロスカットにならないように、資金管理はしっかりと!

ローソク足

FXのチャートでよく使われる、価格の動きを表すグラフ。
1本のローソク足には「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの情報が含まれており、
✔ 「陽線(白や緑)」なら価格が上がった
✔ 「陰線(黒や赤)」なら価格が下がった
ということが一目でわかります!

ロング(Long)

「通貨を買い、価格上昇による利益を狙う取引!」

ロングとは、 「通貨を買って、価格が上昇したら決済(売却)して利益を得る」 という取引方法です。

米ドル/円(USD/JPY)でロング → 米ドルを買い、日本円を売る!
価格が上がれば利益、下がれば損失!

フィリア

こんにちは!リラックスしてお話ししましょう!

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為替ニュース AI分析

ウクライナ通貨に底堅さ?【フィスコ・コラム】

日付: 2025-03-09 09:15

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フィリア: こんにちは!フィリアです🌟「ウクライナ通貨に底堅さ」というニュースについてお話ししますね✨ 要約すると、ウクライナの通貨(フリブナ)が経済の相対的な安定性や国際的な支援によって強さを見せているという内容です。特に、外貨準備の増加やインフレ率の抑制が影響していると考えられます🏦✨ 市場への影響について考えると、ウクライナの経済が安定しているということは、投資家がフリブナに対してより信頼を寄せる可能性があります。これにより、フリブナの価値が上昇するかもしれませんね📈💕 通貨への影響としては、フリブナが強くなる一方で、他の通貨に対して競争力が高まる可能性があります。特にユーロやドルとの相対的な価値が変動することも考えられますけれども、地政学的なリスクも常に念頭に置いておかなければならないですね⚡️ まとめると、ウクライナの通貨は今、良い方向に向かっているかもしれないけれど、外的な要因には注意が必要です!お茶目に言えば「通貨も安定が一番だね~🎈」って感じです💖 何かほかに気になることがあれば教えてくださいね!

出典: Investing.com

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