【FX】OsMAの使い方

目次

OsMA(Moving Average of Oscillator)とは?

テクニカル指標で、主にトレンドの勢いと反転ポイントを見極めるために使用されます。

OSMAは、MACD(移動平均収束拡散法)とそのシグナルラインの差をグラフ化したものです。

これにより、価格の動きが勢いを増しているのか、弱まっているのかを視覚的に捉えることができます。

ゼロラインを基準に、プラスなら買い圧力、マイナスなら売り圧力が強いことを示します。

特にトレンド相場で有効に機能し、他の指標と組み合わせることで

より信頼性の高いエントリーやエグジットの判断が可能です。

初心者から上級者まで、シンプルながらも有用性の高いツールとして広く活用されています。

MT4でOsMAの導入方法

MT4を起動する
MT4を立ち上げ、トレードに使用するチャートを開きます。

挿入メニューからインジケーターを選択
上部メニューの「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」→「OsMA」を選択します。

パラメータを設定する

ファストEMA期間: 短期の移動平均期間を設定(デフォルトは12)。

スローEMA期間: 長期の移動平均期間を設定(デフォルトは26)。

シグナルSMA期間: シグナルラインの期間を設定(デフォルトは9)。

基本そのままで問題ありませんが、必要に応じて設定を変更します。

チャートに適用
設定が完了したら「OK」をクリックします。OsMAが選択したチャートに表示されます。

動作確認
OsMAが正しく表示されていることを確認し、トレードに活用してください。

OsmaのEA作成例

EAつくーるWeb版にアクセス

GogoJungleのマイページにログインし、左側メニューの「開発する」から「EAつくーる」を選択します。

※なお、EAつくーるをお持ちでない方は別途ライセンスを購入してください。

基本項目の設定

EA名: 任意の名前を入力します(例: OsMAZeroCrossEA)。

ロット数: 取引するロット数を設定します(例: 1)。

損切り: ストップロスの値を入力します(例: 50ピップス)。

利食い: テイクプロフィットの値を入力します(例: 100ピップス)。

スリッページ: 許容するスリッページの値を設定します(例: 3)。

コメント: 取引時のコメントを入力します(任意)。

オプションの設定

必要に応じて、トレーリングストップや取引時間の制限などのオプションを設定します。

今回はシンプルな設定のため、特にオプションを追加しません。

トレード戦略の概要

買いエントリー条件: OsMAがゼロを上抜けた場合。

売りエントリー条件: OsMAがゼロを下抜けた場合。

決済条件: 利益確定(テイクプロフィット)と損切り(ストップロス)を設定。

買いエントリーの条件

「条件1の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: OsMA

時間足: 1時間足

短期EMA計算期間: 12(MT4デフォルト値)

短期EMA計算期間: 26(MT4デフォルト値)

シグナル計算期間: 9(MT4デフォルト値)

計算位置: 2(2本前のローソク足)

条件: 「<」

: 0

設定後、「OK」をクリックします。

+ボタンを押して「条件2の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: OsMA

時間足: 1時間足

短期EMA計算期間: 12(MT4デフォルト値)

短期EMA計算期間: 26(MT4デフォルト値)

シグナル計算期間: 9(MT4デフォルト値)

計算位置: 1(1本前のローソク足)

条件: 「>」

: 0

設定後、「OK」をクリックします。

条件1は2本前のローソク足(計算位置2)はOsMAが0より小さいことを認識させ、

条件2は1本前のローソク足(計算位置1)はOsMAが0より大きいことを認識させています。

条件2だけだと、OsMAが0以上の時にいつでもエントリーしてしまうので、

条件1と2でゴールデンクロスした時にエントリーするように設定しています。

売りエントリーの条件

「条件(OR)」をクリックし、「条件3の設定」及び「条件4の設定」を追加します。

「条件3の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: OsMA

時間足: 1時間足

短期EMA計算期間: 12(MT4デフォルト値)

短期EMA計算期間: 26(MT4デフォルト値)

シグナル計算期間: 9(MT4デフォルト値)

計算位置: 2(2本前のローソク足)

条件: 「>」

: 0

設定後、「OK」をクリックします。

+ボタンを押して「条件4の設定」をクリックし、以下のように設定します。

インジケーター: OsMA

時間足: 1時間足

短期EMA計算期間: 12(MT4デフォルト値)

短期EMA計算期間: 26(MT4デフォルト値)

シグナル計算期間: 9(MT4デフォルト値)

計算位置: 1(1本前のローソク足)

条件: 「<」

: 0

これですべての入力が完了しました。

EAの作成とダウンロード

設定が完了したら、画面上部の「MT4 EA作成」または「MT5 EA作成」ボタンをクリックし、

EAをダウンロードします。

MT4への導入

ダウンロードしたEAファイルをMT4の「Experts」フォルダにコピーします。

「Experts」フォルダはMT4上部の「ファイル」→「データフォルダを開く」→

「MQL4」フォルダの中にあります。

OsMAは、トレンドの勢いや転換点を直感的に理解するために有効なインジケーターです。

ただし、単体ではダマシが発生したり、レンジ相場では機能しないことがあるため、

他のインジケーターと組み合わせるのがおすすめです。

リアル運用の前に、デモ口座で十分なバックテストとフォワードテストを行い、

EAの動作を確認してください。

OsMAのその他利用例

①トレンドの勢いを確認する

OsMAの値が大きい場合、現在のトレンドの勢いが強いことを意味します。

値が小さい場合、トレンドが弱く、レンジ相場に移行する可能性を示唆します。

②トレンド転換の兆しを捉える

極端な高値または安値: 過剰な買いまたは売りを示し、トレンド転換の可能性が高まる。

他のインジケーター(RSIやボリンジャーバンドなど)を併用して、転換ポイントを探る。

③移動平均線のゴールデンクロスまたはデッドクロスと併用して転換点を探る

OsMAのゼロラインクロスと併用して転換ポイントを探る。

OsMAはトレンドフォロー、逆張り、リスク管理、
フィルタリングなど、幅広い用途に応用可能です。
他のインジケーターと組み合わせることで、
騙しの少ないトレードを目指してみてください。

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