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2018.10.07 Sun

#Shimane

「とびだせ Boonies!!」第3回 『わくわく冒険宝島! 5泊6日の母子キャンプ!!〈後編〉』の巻

「とびだせ Boonies!!」
第3回 『わくわく冒険宝島! 5泊6日の母子キャンプ!!〈後編〉』の巻

#アウトドア#キャンプ#ライフスタイル#体験

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こんにちは!
ライターのメリーです。

 

5泊6日でキャンプにやって来た4歳の息子と私。子ども達が遊ぶ橋の下とは? 子どもが大好きなニャンタさんとは? 

 

パサール満月祭、後編です!前編はこちら

 

 

Booniesブーニーズ〈米俗語〉奥地、 僻地、 辺鄙な場所


 

 

橋の下に広がる子どもの楽園

 

刀を持った子どもを追いかけ橋の下に来た私たち。
ここかな? と橋の下を覗いてみると…、おー! 子ども達と複数の大人、それにテントもあるではないか。

 

 

下に降りようと階段を探すも…ない! みんなどうやって降りたんだろう。降りれそうな場所を探して、息子を抱っこしながらなんとか降りた。すると、例の刀BOY発見!

 

「カタナ」という共通項で仲良くなったふたり

 

 

橋の下には幼児から中学生くらいまでの子ども達が集っていて、ニャンタさんという人が一応その空間を仕切ってる。といっても、ニャンタさんは誰にも命令しないし指導もしない。ただニャンタさんが面白そうなことを始めるのだ。例えば牡蠣を取ってきて火を起こして焼いたり、竹で釣竿を作ってみんなで夜釣りに行き、その魚を捌いて食べたり。

 

子ども達の中には、テントにこもってゲームをしている子もいるし、カードで遊んでる子もいる(カードは砂浜にザクっと刺して対戦する方式)。とにかくてんでばらばらに自分たちの気の向くままに遊んでいるのだけど、息子はここで生まれて初めて自分の友達ができ、チャンバラごっこをし、生まれて初めて牡蠣を食べ、ゲームを知り、そして私がいなくてもひとりでここに来るようになった。

 

 

 

それはもう、すごい変化だった。何しろひとりで橋の下に行けるという事は、階段のない急な土手をジャンプしたり走ったりしながら自分で降りて行くのだから。夕方には一緒に温泉に行ったり買い出しに出たりするのだけど、夜になると勝手にテントに入り、私が話しかけたときにはすでに眠っているのだった。

 

 

 

ちいさなコミューン、マルシェ広場

 

満月祭の会場横にはカレーやチャイ、コーヒーにおやつ、オーガニックHEMPを使った洋服や下着など、体にも地球にも優しいお店が立ち並ぶマルシェ広場がある。キャンプしながら出店する彼らには息子と同年代の子どもがいる家族も多く、私はコーヒーを飲みがてらよく話しに行った。暮らしや環境は違っても、自分なりの生き方を探しながら歩む姿は心強かったし、何よりも四角い世の中でこういう仲間がいるということは希望だった。

 

そうして私は私で全国からやって来た色んな暮らしをする人たちと出会い、ライブを見て踊り、藍染めをし、茜色に輝く海を眺めているうちに流れるように時間が過ぎていった。

 

 

 

自然と日常が溶け合い、そこにあるすべてが大きな塊となっていたパサール満月祭。海がいつもそこにあるように、今もあそこに行けば音楽や笑い声が聞こえてくるように思える命が息づく場所。

 

これを書いている今、空は高くにあって稲穂は収穫を前に黄金色に輝いてる。あの数日間を思い返すと、万華鏡を覗き込んだように記憶の欠片がキラキラと世界を描いている。この世界がこれから先も私たちを支え、励ますのだろう。そしてまた、どこか遠い場所へと連れて行くのだろう。

 

 

パサール満月海岸
島根県浜田市三隅町湊浦270
pasarmoon.org

 

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