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2016.12.30 Fri

#Osaka

強烈すぎたジャマイカ産テクノ。
異形のダンスホールが堀江の夜を撃ち抜く【NIGHT CLUBING】SOCORE FACTORY

強烈すぎたジャマイカ産テクノ。
異形のダンスホールが堀江の夜を撃ち抜く【NIGHT CLUBING】SOCORE FACTORY

#SOCORE FACTORY#カルチャー#クラブ#堀江#夜遊び#音楽

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落ち着いた時間の流れる南堀江の夜、そのなかにひっそりと佇んでいるソーコア・ファクトリー。2階にはレゲエバー、その上階にはソーコア系列のリハーサルスタジオが入るなど、一棟丸ごと音楽にまみれたビルの1階にあるハコだ。ジャンルレスなこだわりのラインナップで、夜な夜なミュージックラヴァーを歓喜させている。

 

 

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師走の慌ただしさのなか行われたこの夜は、音楽的な驚きに満ち満ちた2016年という一年のなかでも最も尖った、最新のダンス・ミュージックが炸裂した。その主役は、2016年のエレクトロニック・ミュージック・シーンをザワつかせ色めきだたせたジャマイカの前衛プロダクション・ユニット、イクイノックスだ。

 

その全身全霊のプレイでオルタナティヴなダンス・ミュージック界で一気に注目を集めるDJ、行松陽介の主宰する〈Zone Unknown〉による一夜。

 

 

 

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ここ数年、テクノはとことん先鋭化していて、その象徴と言えるのがアンディ・ストットやデムダイク・ステアら〈モダン・ラヴ〉勢が牽引するポスト・インダストリアル・ムーブメントであって。これらミニマル・ダブ~ディープ・テクノとダンスホール・レゲエという、ぱっと見だと両極にも感じられる両者がジャマイカで出会ってしまったのがイクイノックスなのだ。前者には“ダブ”の要素も多大に入り込んでいて、そう考えると両者はそこで共通項を持つ。

 

つまりはイクイノックスこそ、ダブを発明したジャマイカンたちの(テクノへの)強烈な返答とも言うべきか(実際、イクイノックスをテクノ文脈として“紹介”したのはデムダイク・ステアであって、というつながりもある)。

 

 

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などと、この日を思い返しながら書いているけれど、フロアで感じたのは、「この異形のダンスホールは、ディプロを遂に更新してしまったな」という驚異と憧憬だった。こんなにエキセントリックなフロア体験ができるのだから、やっぱり音楽は、現場は最高だ。

 

 

 

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飯島大輔(27)hoge tapes 

「カセットテープのレーベルやっています」

 

 

 

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whatman(25)JET SET 

「odd eyes」

 

 

 

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イクイノックスに続いた行松陽介は、(イクイノックスへのリスペクトも込めて)ボブ・マーリーの「No Woman, No Cry」からスタートして、続けてプレイしたのがなんとオフコースの「言葉にできない」。強烈にエコーをかけた小田和正の歌がソーコアに染み渡る。その気合いとメッセージに奮わされる。それ以降は強靭なテクノを繰り出して、深部へとフロアを導く。そしてオーディエンスは踊り続ける。

 

そんなエキサイティングな12月のある夜。

 

 

 

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L→R

ASHRA(?)IRMA records

「今日予定日です」

Albino Sound(30)ミュージシャン 

「子どもの名前は“朝”です」

 

 

 

 

 

 

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Zone Unknown VI feat. Equiknoxx

12/9(金) at SOCORE FACTORY

ACT:Equiknoxx / Yousuke Yukimatsu

SOUND:Yori

SHOP:MarginalRecords

FOOD:le vin rose

 

 

 

SOCORE FACTORY

大阪市西区南堀江2-13-26

Tel:06-6567-9852

http://socorefactory.com

 

Photo / KAZUKI WATANABE

Text / TAKUYA NAKATANI


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